キャンプの薪割りには、「何を使えばいいの？」と、思ったことありませんか。
鉈・手斧・ナイフなど選択肢はありますが、どれを使えばいいのかわからない方も多いと思います。一通り使ってみてこれが良かったというよりも、それぞれのキャンプスタイルによって合うものが違うので、鉈・手斧・ナイフそれぞれの特徴と、どんなキャンプスタイルに合っているかなど、詳しく紹介していきたいと思います。
鉈・手斧・ナイフの特徴
鉈・手斧・ナイフにも、それぞれ特徴があります。割りやすい薪の太さや、薪をどのくらいまで小分けにしたいかで、使う道具も変わってくると思うので、詳しく紹介していきます。
鉈の特徴
鉈には、両刃と片刃があります。キャンプの薪割りに適しているのは、両刃のもの。両刃の鉈は、薪に食い込ませて割り広げていくイメージなので、とても割りやすいです。
薪を割る際は薪に鉈の刃をあて、別の薪で鉈の背をたたくのがおすすめです。これをバトニングと言います。バトニングをすることで、薪割りの際に、鉈を振り下ろしたときのけがのリスクも減るし、薪の大きさを調整できるので、焚き火をつける際に役に立ちますよ。
片刃の鉈は食い込みやすいので、枝払いや木をとがらしたりする作業に適しています。
薪割りやキャンプに適しているのは両刃のものですが、自分のキャンプスタイルや用途に合うものを選ぶのがベスト。
鉈のメリット
鉈は、刃渡りが長いため、安定して薪を割ることができます。枝を切り落とすことも簡単にできますし、ホームセンターに売っている太さの薪を、小分けにするくらいなら、鉈が最適かもしれません。
鉈のデメリット
太めの薪や、丸太の太いものを割るのには適していません。刃が長いので、力が分散してしまい大きな薪を割るのに、不向きです。大きな薪を割りたいなら、力が集中できる斧が一番ですね。
手斧の特徴
手斧の特徴は、全長２０cm～４０cmくらいのコンパクトで、片手でも扱いやすい斧です。両手で持って振り下ろす斧と比べて、軽量で持ち運びしやすく、アウトドアやキャンプにオススメです。ハンドアックスやハチェットと呼ばれることもあります。
手斧の醍醐味は，薪割り台に立てた薪を手斧を振り下ろして、真っ二つに割れたときの爽快感は、たまりませんよ。
手斧と言っても、刃の形状によっては、フェザーステックを作れるものもあるので、手斧だけですべてをこなす、ブッシュクラフターを目指すというのも、男のロマンを感じますね。
手斧のメリット
手斧の最大のメリットは、ヘッドの部分が重い分ダイナミックに薪を割ることができます。鉈やナイフと比べて刃が厚く丈夫に作られているので、硬い木や太目の薪でも割ることができます。
そして手斧で薪割りと言うと、薪割りしてるっていう感じが、私的にとても好きです。
手斧のデメリット
手斧のデメリットと言えば、重いし長いので、バックパック一つで行くキャンプには向いてないかもしれません。
ナイフの特徴
ナイフの特徴というより、薪割りをナイフでするのであれば、フルタングナイフをオススメします。というより、フルタングナイフじゃないと、破損してケガのもとになるので、薪割りやバトニングにはフルタングナイフを使用しましょう。
フルタングナイフとは
薪割りするナイフのメリット
やはり一番の特徴と言えば、軽量でアウトドアで必要な作業がすべてこなせてしまうということです。軽量なので、バックパック一つで行くキャンプには、最適かもしれませんね。
薪割りするナイフのデメリット
ナイフでは、軽量ということもあり、大きい薪を割ることができないということです。と言っても、刃厚があるしっかりしたフルタングナイフであれば、ホームセンターに売っている薪を小分けにすることは、難なくできてしまいます。
キャンプスタイルで使い分ける
キャンプスタイルと言っても、どんなスタイルあっているかを大きく分けると、車などで荷物をたくさん持っていけるキャンプスタイルと、荷物を極力減らしてバックパック一つで行くキャンプスタイルに分かれると思います。それぞれに合うものを紹介していきます。
バックパック一つで行くキャンプスタイル
バックパック一つで行くキャンプで一番重要なことは、荷物の軽量化ではないでしょうか。軽量化が必要なのに、重量がある手斧や鉈を選択することはないと思います。軽量化を求めるのであれば、フルタングナイフがオススメです。
極論を言えば、フルタングナイフを一本持っていけば、食材を切ったり、薪割りをしたり、ブッシュクラフトをしたり、アウトドアで必要な作業がほぼ出来てしまいます。ですが、ナイフが壊れてしまった場合は、その日のキャンプに必要な作業ができなくなる可能性もあるので、頑丈なフルタングナイフをオススメします。
荷物を持っていけるキャンプスタイル
荷物を持っていけるキャンプと言えば、車で行けるキャンプです。車でキャンプに行けると、荷物の制限することもないので、使いたい薪割り道具で薪割りすることができますね。
そして薪割りには欠かせない、薪割り台も運べてしまうので、思いっきり薪割りを楽しむことができてしまいます。
薪割り道具のまとめ
薪割り道具はいかがでしたか。
鉈、手斧、フルタングナイフすべて使ってみましたが、これがいいというのは、はっきり言えません。なぜかというと、どれも楽しみ方も違いますし、どれもお気に入りのキャンプギアになってしまっているので、決められません。
自分のキャンプスタイルに合ったものを使うのが一番ですが、それよりも自分がいいと思ったキャンプギアを選んで使うことが、一番満足できる薪割りができると思います。
最後までみていただきありがとうございました。
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